店舗のオンライン化セミナー 実施報告記事 その1

うちのお店がオンライン化!?
新型コロナの時代に、ネット販売とSNS運用が必要な理由

新型コロナウイルスの感染拡大によって、私たちの生活はさまざまな意味でひっくり返ってしまいました。

会いたい人には会えませんし、行きたい場所にも行けません。いつもの店に行って、家族や友人と集まっていつもの場所で食べる。そんな当たり前だったことが容易にできなくなるとは、誰もが思っていなかったでしょう。

こうした当たり前の行動があってこそ成り立っていたお店、特に中小規模の店舗にとってこれは死活問題になります。

そこで注目されたのが、ネット上のお店で製品を販売したり、デリバリーの注文をうけつけたりする、店舗のオンライン化です。しかしひとくちにオンラインといっても、どこから始めればいいのか、どのような戦略を立てればいいのかわからないというかたも多いでしょう。
そこで本稿では、2020年夏季に横須賀市が主催した店舗オンライン化セミナー三回分の内容に基づいて、そのヒントとなる考え方について紹介します。

店舗のオンライン化とはネットにホームを持つこと

インターネットは私たちの生活を一変した便利なツールですが、ホームページを立ち上げればすぐに潜在顧客に発見してもらえるわけではありません。

ネットは現実の世界以上に広大で、そこには情報を発信して発見されたがっている人が無数にいます。多くの人が店舗のオンライン化や、SNSを使った集客を諦めてしまうのは、結果がでるまでに時間と手間がかかるからですが、これを避ける方法はありません。

そこで、発想の転換をする必要があります。店舗をオンライン化して、SNSで集客をすることはすぐに結果はつながらないかもしれませんが、個性を武器にして継続するならばゆっくりと成果が蓄積されるものだという視点をもつことです。
多くの人が自分自身に、そして店に大きく宣伝できるような個性がないとみなしがちですが、どこにその店があるのか、どんな商品を扱っているのか、誰がどんな思いで店を開いているのか、この三つを組み合わせるだけでもそれは立派な個性になります。これらを組み合わせてオンライン上の店舗を作ることで、近所にいるひとや、商品の魅力の伝え方に親近感を覚える人を、少しずつファンにしていくことができます。

そのために、まず最初に作らなければいけないのが、お客様があなたを発見するための「ホーム」をネット上に作ることです。

SNSとネットショップを組み合わせてネット上のホームを作ろう

ここで言う「ホーム」とは、潜在顧客が検索したときにみつける場所のことです。それはホームページであったり、SNSのアカウントであったりしますが、最終的には購買につながるオンライン販売サイトなどに誘導するように互いが連携していなければいけません。

よくここで「うちはSNSや派手な動画サイトは苦手だ」と敬遠する人がいますが、これは自分の可能性を大きく狭めることになります。ネットをみている人は、いま多くの場所に分散しています。ウェブブラウザでホームページやブログを見る人だけではなく、Twitterのタイムラインをなにげなくみている人、Instagramで写真を見ている人、YouTubeで動画をみている人など、ネットの行動は多様です。

できるだけ多くの場所に自分の店の分身を配置して、潜在顧客に興味を持ってもらえるルートを開拓しなければ、なかなか可能性は芽吹きません。なにも人気YouTuberやTwitterインフルエンサーにならなければいけないというわけではありませんが、発見してもらったときに信頼がおけそうな「看板」があることはとても重要です。

店名や製品名で検索したときに表示される場所=『ホーム』

そうした複数の入り口が、最終的に商品を購入することの可能なお店のネットショップにつながるようにします。これは自前でつくったウェブページでもいいですし、最近はネット上で簡単に見栄えのよい店舗を作るためのサービスもありますので、これを利用してもいいでしょう。

発見してもらうためのSNSやブログと、購入してもらうためのホームページやオンラインショップ。この二つをもつことで、ネット上の「ホーム」という地盤を固めることができるのです。

本稿の内容は横須賀市の開催した店舗オンライン化セミナーの第一回で、実際に新型コロナウイルスの影響で店の未来をオンラインに託した経営者たちの声とともに紹介していますので、ぜひ御覧ください。

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ウェブページやブログは地道に育てて検索に発見されるためのツール

ネット上につくるみなさんの「ホーム」をもう少し詳しく見ていきましょう。一番わかりやすいのは、ホームページや、公式のウェブサイト、あるいは日々の更新を投稿してゆくブログでしょう。

主にテキスト、つまり文章で構成されていますのでGoogleなどの検索エンジンによって発見しやすいですし、伝えたい情報がもっともダイレクトに伝わるのがウェブページをもつべき理由になります。

一方で、似たようなウェブページは数多く存在しますので、独自性を発揮して検索で発見してもらいやすくするには、ある程度SEO(検索エンジン最適化)の知識であったり、ブランディングの知識が必要です。
こうしたブランディングを最も簡単に行う手段が、ブログでの継続した発信です。たとえば週に何度か必ず更新するといった継続があると、そこには店の場所の話題、商品の話題などがしだいに蓄積して、独自性をもっていきます。

店のロゴや見やすい商品ページといったデザインももちろん重要ですが、継続した情報発信でネットにおける「領土」ともいうべき独自性の高い発信が蓄積してゆくことも、大きなブランディングになるのです。

TwitterやInstagramは偶然見つけてもらうためのツール

次にTwitterやInstagram、そして最近だとTikTokなどのようなSNSについて見てみましょう。これらのサービスの多くは主に「いま起こっていること」が流れてゆく場所です。古い情報は基本的に流れ去り、サービス上の検索でも見つけにくくなります。

ですのでTwitterなどの運用はブログなどよりも高頻度に、最低でも一日に一度は更新するといったようにアプローチをしなければいけません。

また、SNSは他のユーザーにフォローしてもらえるかで露出が大きく変化します。しかしフォロワーが少なくても、地域に根ざした発信をする、話題のネタにぶら下がる、位置情報をつけて投稿するといったように、発見してもらいやすくするための手段はいくつか用意されています。

さらにInstagramのように写真で商品の魅力を伝えるサービスは、ホームページやブログにはできない、ダイレクトに心に届く訴求力ももっています。たとえば文章でケーキの美味しさを表現するよりも、美しい写真に「#スイーツ」とハッシュタグをつけて掲載するほうが説得力があるでしょう。

このようにSNSは偶然発見してもらえるように地道に投稿する場所になっています。一回一回は偶然でも、その積み重ねがファンを生み出してゆくのです。

ネットショップ開設サービスであっという間に店舗を作る

このようにして地道な発信によって、あるいはSNSで偶然に発見してくださった潜在顧客をあなたのオンライン上の店舗に誘導しましょう。全員が必ずやってきてくれるとは限りませんが、これも地道に続けているうちにファンが次第に増えていきますので、「発見」からの「誘導」という基本を見失わないように継続する必要があります。

オンラインで店舗を開設する最も簡単な方法は、StoresやBaseといった簡単にネットショップを開設できるサービスを利用することです。店の情報と商品の画像や情報を入力するだけで、少しの作業で美しいデザインの店を開くことができますので、やらない手はありません。
もっと高機能に、自社のドメインに開設しているウェブページ内で独自性の高いECサイトを運営したいといったニーズにはサイトにショッピングカートや決済機能を組み込むことが可能なFutureShopといったサービスを使うのもいいでしょう。

このとき、なるべくスマートフォンからのアクセスや決済に対応しているように注意する必要があります。いま多くの人はパソコンの前でブラウザを開いている時間よりも、スマートフォンで思い思いの情報をみている時間のほうが圧倒的に多くなっています。

偶然あなたの店の情報をスマートフォンで発見したときに、そこからパソコンを開いて購入してくれるよりも、そのまま決済ができるほうがチャンスは格段に大きくなります。

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ウェブマーケティング(ブランディング) SNSやECサイトの運用を始めた中級者向け講座

ネットでの努力は少しずつ着実に実を結ぶ

店舗のオンライン化をおこない、SNSで発信をしてもすぐに効果がでてくるケースはほとんどありません。それでこうした施策には意味がない、自分には向いていないと諦めてしまう人も多くいます。また、方向性の間違った広告費によけいな出費をしてしまい、さしたる効果も得られなかったということも起こりえます。

個性を活かした地道な情報発信がやがて店への信頼につながる

ネットでの情報発信は、とにかく地道に、ゆっくりと読者やファンを育ててゆく必要があることは最初に念頭に置きましょう。一週間や一ヶ月程度ではなく、半年から数年にわたって継続してまったく知らない人に店に来てもらえる理由を与え続ける覚悟が必要です。

誰が見ているのかもわからない情報発信を続けるのは、ときとして心が折れそうになる作業です。しかしこうした地道な活動が、ゆっくりとファンの獲得に有効ですし、一度生まれた信頼はネット上にずっと残ります。

なにも悪目立ちや、奇矯な振る舞いで目を引く必要はありません。自分らしい発信を、自分の個性に根を下ろして続けることで得られた信頼は何にも代えがたいでしょう。

店舗のオンライン化はすぐに結果を生み出す銀の弾丸ではありませんが、誰でも開始することができ、自分の個性で勝負し、ゆっくりと自分のブランドを生み出す唯一の方法とも言えます。これを試さないのはあまりにも勿体無いのです。

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